地図のない世界へ

そろそろ再開しようかな

東条(條)英機 考

書店でバイトしているもので、必然的に本や雑誌類には詳しくなりました。
(なんで、今後は読んだ本のレビューとかも書いてくかもしれません)

で、先日ディアゴスティーニから(性懲りもなく)発行された『週刊 
日本の100人』の4号目「東条英機」を購入したわけです。
この人についての世間一般の見識は悪評が大勢を占めるでしょうが、
そういうのは戦後のアメリカと馬鹿サヨクが垂れ流したであろう
妄言と捉えておりますので、私は何ら耳を貸す気も起きません。
(かといって、彼の政策を正当化するつもりもありませんが)

で、読んだ感想としては、この人は軍人肌であって政治家では
ない、と。成り行きとはいえ政治の世界に放り込まれたのは
彼にとっても日本にとっても不幸だったのではないでしょうか。
そのくせ、軍人としての功績は僅かなものしかありませんし、
シビリアン・コントロール――適任たるポストに留まらせておけば・・・

所詮はタラレバ、今となってはわからないことですし、
私自身もそういった仮定に興味はないので深くは語りませんが、
一つ定かなのは、彼も彼なりに日本という国家の行く末を
憂いていたのだ、ということではないでしょうか。
つまるところ、彼という人間を端的に示すならば、

「忠君愛国の日本精神、これだけである」

彼の遺書の中に見られる日本青年に宛てた最後のこの
一言に集約されているのだと、私は感じるのです。

東條英機について
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%A2%9D%E8%8B%B1%E6%A9%9F

今日の格言:「戦争犯罪者、それは勝者が決定するものだ」